〈絶望〉の生態学 軟弱なサルはいかにして最悪の「死神」になったか/山田俊弘【1000円以上送料無料】

[ ショップ名 ] bookfan 2号店 楽天市場店


[ 現在価格 ] 2420 円 (税込)


[ PRポイント ]

 


[ 商品説明 ]

著者山田俊弘(著)出版社講談社発売日2023年04月ISBN9784065311332ページ数287Pキーワードぜつぼうのせいたいがくなんじやくなさるわ ゼツボウノセイタイガクナンジヤクナサルワ やまだ としひろ ヤマダ トシヒロ9784065311332内容紹介人間は、意図せず大量絶滅を引き起こそうとしている。その絶望的状況が明らかになってきた。生物多様性の喪失と大量絶滅の先に、希望はあるか? 絶望的な未来を回避する術はあるか?——その答えは生態学が教えてくれる。●絶望的な事実2022年、世界人口が80億人を超えた。人間は生物多様性の恵みを享受し、数を増やし続けている。一方で、人間以外の生物の多くは個体数を減らしている。3万種以上の動植物が絶滅危惧種と認定されており、絶滅リスクが未評価の種までふくめると、絶滅危惧種の数は100万を超えるという推定もある。この生物多様性の喪失は、人間が引き起こしている。しかも、現在進行中の生物多様性の喪失は史上最大級の大量絶滅につながる、という。この絶望的な事実は、絶滅危惧種だけの問題ではない。●避けなければならない悲劇すべての生物は相互に影響し合いながら「生態系」を形成する。小さな綻び(種の絶滅)が生じたとき、運が悪ければ生態系全体が崩壊する。一種の絶滅が生態系を崩壊させなかったとしても、多くの種の急速な絶滅はさらなる絶滅を招き、人間もこの連鎖に巻き込まれる。たとえば、昆虫は植物の送粉を担い、分解者として働く。その経済効果は80兆円に上るという試算がある。また、仮に昆虫が地球から消えれば、人間は数ヵ月と生き延びることができないだろう。生物多様性の喪失に続く大量絶滅は、避けなければならない悲劇だ。●なすべきこと大量絶滅を避けるには、効果的な対策を考案し実践しなければならない。そのために、生態学にもとづき、なぜ絶滅が起きているか理解する必要がある。まずなすべきは、「学ぶこと」だ。本書の目的は、人間活動がいかにしてほかの種にダメージを与えるかを明らかにすること。人間のどの活動が、なぜ多くの種の個体数を減らすのかを示す。そして、どんな種が人間活動の影響を受けやすいかを学ぶ。たったひとつの保全活動ですべての種を守ることはできない。保全対象の種に最適な対策を検討する必要がある。本書は絶望的な事実を示す。しかし、絶望では終わらない。具体的な事例を交えて、人間活動がほかの生物におよぼす影響と、絶滅危惧種の保全の意味(希望)を解説する。学び続ける意志がある限り、絶望は私たちに追いつけない!●おもな目次序章 環境問題の元凶は人口増加か?第1章 環境問題の構造第2章 4000倍 vs. 6分の1第3章 4つの禍い第4章 マンモスが絶滅した理由第5章 メスだけになったキタシロサイ第6章 ラッコが消えれば海も死ぬ終章 絶望するしかないのか?※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次序章 環境問題の元凶は人口増加か?/第1章 環境問題の構造—“共有地の悲劇”は回避できない!?/第2章 4000倍vs.6分の1—生物多様性の不都合な真実/第3章 4つの禍い—巨大隕石を凌駕する人間活動の中身とは?/第4章 マンモスが絶滅した理由—どんな種が人間活動の影響を受けやすいのか?/第5章 メスだけになったキタシロサイ—個体数の少ない集団は絶滅しやすいのか?/第6章 ラッコが消えれば海も死ぬ—生物多様性が減少すると生態系はどうなるのか?/終章 絶望するしかないのか?

レビュー:0 件(=>内容を見る)

平均評価: (0 )