東アジアの漢籍遺産 奈良を中心として [ 河野貴美子 ]
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奈良を中心として 河野貴美子 王勇 勉誠社ヒガシアジア ノ カンセキ イサン コウノ,キミコ オウ,ユウ 発行年月:2012年06月 ページ数:412p サイズ:単行本 ISBN:9784585290360 河野貴美子(コウノキミコ) 1964年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は日中古典学、和漢比較文学 王勇(オウユウ) 1956年生まれ。北京大学中国語言文学系教授、浙江工商大学日本文化研究所所長・教授、早稲田大学日本宗教文化研究所招聘研究員。専門は中日文化交流史、日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 総説ー遣唐使の往来と経済交渉、政治状況(ブロックロードと東アジア通貨ー奈良時代における遣唐使の求書資金を中心として/『続日本紀』編纂と安史の乱ー年号制定記事を中心にして)/2 神話、歴史の叙述と漢籍(擬漢文体の“日本建国神話”ー『日本書紀』“神代史”の構想/記紀に利用された典籍ー出典論の研究史と展望/「古代日本」の留学生たちー「学生」「学問僧」/八世紀初頭の日本の文筆にみる『五経正義』の受容/『粟鹿大明神元記』の写本系統)/3 漢詩文と漢籍(『懐風藻』序文の性格ー「旒〓(こう)無為」「巌廊多暇」について/大津皇子の「臨終一絶」と陳後主の「臨行詩」ー江為の「臨刑詩」との関連を中心に ほか)/4 漢語と漢籍(奈良時代の辞書『漢語抄』及びその収録語彙について/善珠撰述仏典注釈書にみる漢語読解の方法ー憬興撰述注釈書との比較を通して)/5 思想、信仰と漢籍(古代東アジアにおける歳時節日の内部構造/祇園精舎の投影ー東アジアの漢籍におけるスダッタ長者/奈良時代における仏典の伝写と読誦ー『日本霊異記』中巻第十九縁を手がかりとして) 東アジア地域の文化史において、かつてそこに漢字が共有されたことの意味の深さは計り知れない。また、漢語・漢文によって綴られた書物、すなわち漢籍の伝播は各地域の文化形成に最大級の影響作用をもたらしたのであった。それでは漢籍は日本にどのように伝わり、またそこに何を生み出したのかー専ら漢字による著述が行われていた奈良時代、そして奈良という場にスポットをあて、漢籍を基軸としてさまざまな方面へと派生し広がりゆく知の世界を多面的かつ重層的に描き出す。 本 人文・思想・社会 雑学・出版・ジャーナリズム 図書館・書誌学