『テアイテトス』研究 対象認知における「ことば」と「思いなし」の構造 [ 田坂さつき ]
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対象認知における「ことば」と「思いなし」の構造 田坂さつき 知泉書館テアイテトス ケンキュウ タサカサツキ 発行年月:2007年07月25日 予約締切日:2007年07月24日 ページ数:276p サイズ:単行本 ISBN:9784862850140 田坂さつき(タサカサツキ) 1959年栃木県生まれ。千葉大学人文学部人文学科哲学専攻卒業後、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1990年同博士課程満期退学。湘南工科大学工学部総合文化教育センター准教授。博士(文学)専門は古代ギリシャ哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 「感覚」(「知識は感覚である」という定義をめぐって/知識とことば/プロタゴラスと相対主義/感覚と思考)/第2部 「思いなし」(「偽なる思いなし」と知識/「偽なる思いなし」と対象の認知)/第3部 「ロゴス」(アポリアの解明) プラトンの『テアイテトス』は「知識とは何か」を探求した中期対話編である。全体は「知識は感覚である」、「知識は真なる思いなしである」、「知識はロゴスを伴った真なる思いなしである」の三部より構成され、これら三つの定義の吟味を通して知識が問われるが、その探求は失敗に終わる。以来、現代に至るまで多くの哲学者によって「知識とは何か」が問われ続けてきたが、未だに解決を見ない哲学の難問である。本書の伝統的解釈は20世紀初頭のコーンフォードをはじめオーウェンなどに代表され、そして今日ではバーニエットによる、イデア論を前提にしないで知識を物事の「総合的理解」であるとする考え方が多くの支持を得ている。これに対し著者は従来の研究が『テアイテトス』全体の複雑な議論構成に必ずしも即していない点に着目し、議論構成を根拠に、一貫した視点からプラトンの視座を読み解くことにより新たな解釈を提示した。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学